メニュー

イトーヨーカ堂、「AIスマート空調システム」の本格導入を開始

イトーヨーカ堂のロゴ

 イトーヨーカ堂(東京都)は、国立大学法人 神戸大学(兵庫県)と共同で、人工知能(AI)を活用した空調エネルギー削減システム「AIスマート空調システム」をイトーヨーカドー店舗に本格導入すると9月6日に発表した。

  「AIスマート空調システム」は、店舗内に設置されたカメラや温度計などのセンサーによって収集された人流、温度、CO2濃度などのデータをAIが解析・学習し、最適な空調管理を行うシステムだ。

 これにより、来店客数や室温の変化に応じた効率的な空調運用が可能となり、来客が集中するフロアを効率的に冷暖房し、お客が少ない時間帯には空調稼働を抑えることで、大幅なエネルギー消費量の削減を実現する。

 既に、イトーヨーカドー八王子店では、1月から「AIスマート空調システム」の実証実験を開始しており、空調に関わるエネルギーを約40%削減する効果が確認された。この結果を踏まえ、順次、イトーヨーカドーの約70店舗に「AIスマート空調システム」の導入を目指す。

 同システムを約70店舗に導入することで、セブン&アイグループが掲げる『GREEN CHALLENGE 2050』の2030年までのCO2排出量削減目標に対し、2024年度以降に必要な削減量の約4.2%(約2.2万トン)相当を見込んでいる。

(画像:「AI スマート空調システム」スキーム)イトーヨーカ堂・ニュースリリースより