クリエイトSD、本決算は2ケタ増収で利益も堅調

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クリエイト外観

 クリエイトSDホールディングス(神奈川県)が7月8日に発表した2024年5月期決算(連結2023年6月1日~2024年5月31日)は、売上高が前期比10.9%増の4,223億円、営業利益が7.0%増の202億円、経常利益が7.5%増の208億円、当期純利益は5.9%増の136億円を達成した。

 連結会計年度は、調剤併設型ドラッグストアを中心に既存エリアでのドミナント深耕を継続して行い、「生活・予防・医療・介護」の各領域において地域に貢献する総合ヘルスケアサポートを進めた。

 ドラッグストア事業では、43店舗を新規出店し、8店舗を閉鎖。調剤薬局については、ドラッグストアへの併設調剤薬局を47店舗、医療モール併設の調剤薬局を1店舗開局。また、EDLP施策を継続して進め、ワンストップ・ショートタイムショッピングの実現を目指し、調剤薬局の併設や、生鮮食品をはじめとした食品の品揃えを強化。小商圏における利便性と専門性の向上に取り組んだ。

 連結ベースでの2ケタ増収達成は、EDLP施策が奏功し、既存店客数・売上が大幅に伸長したことによる。売上総利益率は、マスクなどの高利益商材の反動減、調剤の利益率の低下のほか、利益ミックスの変化によって27.0%から26.1%へ0.9ポイント落としたが、売上伸長で総利益額を確保した。また、販管費については、人件費コントロールと政府助成金による水道光熱費の増加抑制が効いて、22.1%から21.3%へ0.8ポイントダウン。営業利益を押し上げた。

 2025年5月期の連結業績については、売上高で8.4%増の4,576億円、営業利益で8.8%増の220億円、経常利益で7.3%増の224億円を計画している。

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