セブン&アイ・ホールディングス(東京都)およびイトーヨーカ堂(東京都)の子会社であるPeace Deli(東京都)は2月27日、首都圏のイトーヨーカドー約200店舗向けに、共通セントラルキッチン「Peace Deli千葉キッチン」(千葉県千葉市)の稼働を開始する。
この取り組みは、グループ食品戦略の一環であり、新たなグループシナジー3.0の具体的施策として位置づけられている。
「Peace Deli千葉キッチン」は、惣菜・ミールキット等の製造を行うセントラルキッチンと精肉の加工を行うプロセスセンターを組み合わせた食品製造工場で、店内加工の機能の一部をセンター化することで店舗オペレーションの効率向上と、従来は難しかった季節に合わせたタイムリーな惣菜の商品開発が可能となる。
プロセスセンターで加工した肉・魚を使用した惣菜は、セブンプレミアムの製造ノウハウや、グループのヨークベニマル(福島県)の知見を組み合わせ、こだわりの商品開発を目指す。また、商品の原材料調達から生産、品質管理、出荷、販売の製販一体の体制を整え、グループの商品開発力を活かし、差別化された高品質・高鮮度のオリジナル商品を各店舗に安定供給することで、食のSPA化を促進する。
同工場では今後、セブン‐イレブン店舗への商品供給や、イトーヨーカドーネットスーパー専用商品の開発なども予定している。
■Peace Deli千葉キッチン概要
所在地 :千葉県千葉市緑区誉田町 2 丁目 28-100
面積 :土地…約 32,988 ㎡(約 9,979 坪) 延床…約 20,928 ㎡(約 6,341 坪)
稼働開始:2024 年 2 月 27 日(火)
事業内容:惣菜製造、精肉の加工、ミールキットの製造等