イトーヨーカ堂と10Xが店舗を軸とした配送サービス、顧客体験強化の共同検討を開始
イトーヨーカ堂(東京都)は4月12日、小売ECプラットフォーム「Stailer(ステイラー)」を提供する10Xと、首都圏を中心としたイトーヨーカドー店舗における配送サービス・顧客体験強化の共同検討を開始したと発表した。
イトーヨーカ堂は10Xの開発するStailerを通じて「イトーヨーカドーネットスーパー」においてネットスーパー業界初のスマートフォンアプリの提供を開始してきた。アプリの利用者は、従来のウェブサイトの利用者と比較して購入頻度や利用継続率が高い傾向が見られ、提供開始から3年弱で「イトーヨーカドーネットスーパー」アプリは累計77万ダウンロードを突破した。
イトーヨーカ堂はコロナ禍によって急増した首都圏でのネットスーパー利用のニーズを受け、さらなるキャパシティ拡大と収益化を目的に、従来の店舗出荷型からセンター出荷型へ移行を発表している。
今回の取り組みについてイトーヨーカ堂の柴田 太 事業部長は「多様化するお客様ニーズに応えていくため、10X様の持つサービス開発や顧客体験向上の知見に期待している」としている。
海外・国内の事例ではネットスーパーと店舗の併用によりユーザーの利用金額は2倍以上上昇するという事例もあり、今後、ネットスーパーと店舗の両輪でサービスや顧客体験の向上をめざすとしている。