リテールパートナーズ傘下で山口県が地盤の丸久(防府市)は、宮崎県で食品スーパーを運営するハツトリー(宮崎市)を買収する。3月22日付けで、ハツトリーの代表取締役などから全株式を取得する。
ハツトリーは宮崎市内で食品スーパー「フーデリー」5店舗、生鮮ディスカウント店「鮮ど市場」1店舗を運営している。フーデリーは品質や付加価値にこだわった品揃えが特徴で、自然・有機食品やビーガン向け商品などを取り揃える。同社の2022年3月期の売上高は77億円、営業利益は4649万円だった。
丸久は食品スーパー「アルク」を中心に、広島県西部から福岡県にかけて88店(22年11月末時点)を展開している。ハツトリーの買収によって、新たに宮崎県に進出することになる。今後は同じリテールパートナーズ傘下のマルキョウ(福岡県大野城市)やマルミヤストア(大分県佐伯市)とも連携しながら、グループとして九州南部での地盤を強化する。