日本フランチャイズチェーン協会が発表した主要コンビニエンスストア7社の1月の売上高は、既存店ベースで前年同月比3.6%増だった。1月としては3年ぶりに行動制限がなかったことから外出先での需要が好調で、前月はマイナスだった客数がプラスに転じた。
既存店売上高が前年実績を上回るのは、11カ月連続。前月に8カ月ぶりのマイナスとなった客数は1.4%増えた。商品ではおにぎり、揚げ物、ソフトドリンクなどが好調で、客単価は2.2%増と4カ月連続のプラスとなった。
商品部門別では、チケットなどのサービスを除いていずれも既存店売上高がプラスだった。弁当・おにぎりなどの日配食品は5.0%増、飲料・冷凍食品などの加工食品が5.3%増、たばこや日用品などの非食品が2.1%増だった。
大手3社の既存店売上高は、セブン-イレブン・ジャパンが4.1%増で11カ月連続のプラス。年末年始に実施した「ファミマで開運!」キャンペーンなどが奏功したファミリーマートは3.7%増で、17カ月連続で前年を上回った。ローソン(単体)はチルド弁当や「からあげクン」の新商品、導入拡大中の「無印良品」などが引き続き好調で、5.2%増と11カ月連続のプラスだった。