バローホールディングス(HD、岐阜県多治見市)は1月21日、富山県内で食品スーパー「サンコー」を8店舗展開する三幸(富山県高岡市)を連結子会社化すると発表した。同社の土田一清社長など既存株主から、2月28日をめどに発行済み株式の81.6%を取得する。取得金額は非公表。
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バローHDは子会社のバローを通じて、富山県内で14店舗を展開している。同県西部を中心に店舗を展開する三幸を傘下に収めることで、同県でのシェア拡大を図る。買収後も土田社長が三幸の経営を指揮する。バローHDは取締役と監査役を派遣する。
三幸の2018年2月期の売上高は110億円、営業損益は2700万円の赤字で、2期連続の営業赤字だった。
バローHDは18年12月にアークス(札幌市)、リテールパートナーズ(山口県防府市)の3社で資本業務提携すると発表、それぞれが第三者割当増資を実施し、19年1月17日付けで株式を持ち合った。