マックスバリュ西日本、マルナカと山陽マルナカを完全子会社化、19年3月に
マックスバリュ西日本(広島市)は株式交換により2019年3月1日付けで、同じイオン子会社のマルナカ(香川県高松市)と山陽マルナカ(岡山市)を完全子会社化する。イオンが10月に発表した、グループの食品スーパー(SM)事業再編の一環。
イオンは中四国地方を地盤とする3社を統合することで、同地域でのシェア拡大を目指す。18年2月期の3社の売上高を合計すると約5700億円となる。
経営統合にあわせて、マックスバリュ西日本と山陽マルナカは近畿地方の店舗をイオン子会社の光洋(大阪市)とダイエー(東京都江東区)に譲渡する。光洋はマックスバリュ西日本が兵庫県内で運営する8店舗を、ダイエーは山陽マルナカが大阪、兵庫、奈良で展開する14店舗を引き継ぐ。ダイエーと光洋も20年3月に近畿地方の事業を統合する予定だ。
このほか、イオンは19年9月に中部地方の2社(マックスバリュ東海、マックスバリュ中部)と九州地方の3社(イオン九州、マックスバリュ九州、イオンストア九州)、20年3月に北海道の2社(イオン北海道、マックスバリュ北海道)と東北地方の2社(マックスバリュ東北、イオンリテール東北)を経営統合する。