【農水省】豪州産大麦から基準を超える殺菌剤、伊藤忠が輸入

2018/04/06 10:00
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 農林水産省は4月3日、伊藤忠商事が輸入し、西田精麦(熊本県八代市)に供給したオーストラリア産大麦から基準値を超える殺菌剤「アゾキシストロビン」が検出されたと発表した。伊藤忠が2日、農水省に報告した。

 

 伊藤忠は大麦を供給した取引先に対して、在庫品の出荷停止などを依頼したという。これを受けて、日清シスコは同日、該当する大麦を使用していた商品2品を自主回収すると発表した。対象は「1日分のスーパー大麦グラノーラ4種の彩り果実」18万6000パックと「同3種のまるごと大豆」12万9000パック。

 

 また、西田精麦も自社製品「そのままたべられるバーリーマックスフレーク」を自主回収する。対象は賞味期限が2019年2月18日の商品。

 

 農水省によれば、該当の大麦を毎日食べ続けたとしても、健康への悪影響の恐れはないという。同省は伊藤忠に対して、米麦の輸入業務について指名停止処分を行う。

 

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