【全国百貨店】1月の売上高は1.2%減、大雪・寒波で客足に影響

2018/02/22 18:00
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 日本百貨店協会が発表した全国百貨店の1月の売上高は、既存店ベースで前年同月比1.2%減だった。初売りが賑わうなど月前半は比較的好調だったが、後半に入ってからの寒波や大雪の影響で客数に大きな影響を受けた。既存店の前年割れは2ヵ月連続。

 

 全体の5.5%を占めるインバウンド(訪日外国人客)向けの売上高は31.6%増の284億円と過去最高を更新した。

 

 地区別では、インバウンド効果の大きい仙台、横浜、名古屋、大阪、福岡が前年実績をクリア、これら5都市を含む10大都市の売上高は0.4%増と6ヵ月連続のプラスだった。10大都市を除く地方は4.6%減と苦戦、9カ月連続で前年実績を下回った。

 

 商品別では、引き続き好調だった化粧品(15.8%増)と美術・宝飾・貴金属(4.3%増)を中心とした雑貨が6.9%増と14カ月連続のプラス、ラグジュアリーブランドが好調だった身のまわり品も0.8%増とプラスに転じた。主力の衣料品は4.0%減で2カ月連続のマイナス、来店客数減少の影響を受けた食料品も1.9%のマイナスだった。

 

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