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ドンキホーテHD、中間持ち株会社を吸収合併、事業会社を直接統治

 ドンキホーテホールディングス(HD)は、小売事業の中間持ち株会社であるドンキホーテHD・リテール・マネジメント(DRM)を4月1日付けで吸収合併する。100%子会社であるDRMを吸収合併することで、ドン・キホーテや長崎屋などの事業会社をドンキホーテHDが直接統治し、経営効率や意思決定のスピードを高める。

 DRMの取締役や主要グループ会社の取締役はドンキホーテHDの執行役員に就く。また、持ち株会社の経営管理体制とグループのコーポレート・ガバナンスを強化するために、専務取締役兼CCO(最高コンプライアンス責任者)の吉田直樹氏(53歳)が1月15日付けで代表権を持ち、CAO(最高事務責任者)を兼任する。これにより、代表取締役は大原孝治社長兼CEOと吉田氏との2人体制となった。

 吉田氏はマッキンゼー・アンド・カンパニー・ジャパンやT・ZONEホールディングス社長などを経て、2003年にドン・キホーテの米国法人社長に就任、07年ドン・キホーテ(現ドンキホーテHD)の取締役、12年専務取締役に就任した。長崎屋の取締役やユニーの監査役も兼務している。