平和堂(滋賀県彦根市)が発表した2017年3?8月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前年同期比0.9%減の2138億円、営業利益が15.4%減の56億円と減収減益だった。
衣料品の販売が不振だったGMS(総合スーパー)業態の売上高が1.6%減と苦戦した。SM(食品スーパー)業態は2.2%増と堅調だった。創業60周年を記念したセールやEDLP(常時低価格)、均一価格での販売を強化した結果、粗利益率が0.5ポイント悪化したことも減益要因となった。滋賀県内で食品スーパーを展開する子会社、丸善が競合の影響などで赤字となったことも足を引っ張った。
同社は不採算店舗の閉鎖を進めており、期間中の新規出店はなかった。単体の店舗数は149店舗(GMS62店舗、SM87店舗)で、前年同期に比べて2店舗の純減となった。下期の新規出店は、9月8日に開業した「フレンドマート大津なかまち店」(大津市)のみとなる予定。
18年2月期通期の連結業績予想は従来通りで、営業収益が前期比1.5%増の4440億円、営業利益は2.3%増の157億円と増収増益を見込む。