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【ファミマ】ポケットカードへの出資比率引き上げ、伊藤忠と共同で

 ファミリーマートと伊藤忠商事は8月3日、三井住友銀行系のクレジットカード会社、ポケットカード(東京都港区)への出資比率を引き上げることで合意した。東証1部上場のポケットカードは「ファミマTカード」を運営しており、同社をグループに取り込むことでファミリーマートの金融事業を強化する。

 伊藤忠とファミリーマートは株式公開買い付けでポケットカードを非上場化し、その後、ポケットカードは三井住友銀行が保有する同社の株式を買い取る。これにより、ポケットカードへの出資比率は、伊藤忠が27%から46%に、ファミリーマートは15%から34%に高まる。一方、三井住友銀行の出資比率は35.5%から20%に下がる。

 ポケットカードの前身は旧マイカルカードで、マイカルが経営破綻した後、親会社が三洋信販(現SMBCコンシューマーファイナンス)に異動、2003年に伊藤忠グループと資本・業務提携した。11年にはファミマクレジットを完全子会社化、後に吸収合併した。