イオンフィナンシャル、ブロックチェーンの実証実験、IBMと共同で

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 イオン傘下のイオンフィナンシャルサービスは7月3日から日本アイ・ビー・エム(IBM)と共同でブロックチェーン技術に関する実証実験を始める。

 仮想通貨やポイントによる買い物の決済、加盟店などの企業間決済、決済取引データの管理などをブロックチェーン技術を基盤にしたネットワーク上で行う。

 ブロックチェーンは分散台帳技術とも呼ばれ、仮想通貨の中核技術として使われている。システム構築費用が安く、サイバー攻撃などに対する安全性が高いのが特徴。金融関連のシステムやサービスに大きな変革をもたらす技術として注目されている。

 イオンフィナンシャルサービスは日本以外にもアジア各国で事業を展開しているが、アジアの新興国では銀行口座を持たない人が多く、クレジットカード決済を普及させるうえで大きな壁となっている。ブロックチェーンによる決済技術が確立されれば、口座を持たない人でもスマートフォンなどで買い物ができるようになる可能性がある。

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