イオンリテールは3月1日付けで18の商品部を設置する。従来は衣料、食品など5つの商品ライン別に商品企画本部を配置していたが、これを廃止する。食品では、グロサリー、リカー、デイリーフーズ、農産、畜産、水産、デリカ、衣料品はレディス、服飾、メンズ、インナー、ショップ、キッズの各商品を配置、そのほか、ホームファッション、デイリーコンビニエンス、ファーマシーなどの商品部を置く。
また、地域密着の品揃えや販売促進を強化するために店舗と地域別カンパニーに大幅に機能を移管する。店舗には個店独自の品揃え決定権を持つ商品課長と、店舗の販売計画などに責任を持つ営業課長を新設する。地域別カンパニーにはエリアバイヤーを配置し、各店舗の仕入れをサポートする。
商品部を統括する代表取締役執行役員副社長商品担当にイオン執行役と兼務で柴田英二氏(61歳)が就任する。また、新任取締役としてオムニチャネル推進本部長の斉藤岳彦氏(50歳)が取締役執行役員営業推進本部長に、イオンモールインドネシア社長の岡崎龍馬氏(59歳)が取締役執行役員ディベロッパー本部長に就く。一方、ジェリー・ブラック取締役執行役員副社長ほか計13人の取締役が退任する。