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【セブン&アイ】3~11月期の営業利益は5.0%増、純利益は4割減少

 セブン&アイ・ホールディングスが発表した2016年3~11月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前年同期比5.0%減の4兆2889億円、営業利益は5.0%増の2740億円だった。コンビニエンスストア事業が堅調で営業増益を確保したが、総合スーパーや百貨店の不振店舗の減損損失やそごう・西武ののれん償却、事業構造改革費用など1069億円の特別損失を計上、純利益は39.8%減の755億円となった。

 原油安に伴う北米コンビニ事業のガソリン売り上げの減少などで営業収益は減ったが、セブン-イレブン・ジャパンの既存店売上高は11月まで52ヵ月連続でプラスとなるなど好調を維持。コンビニ事業の営業利益は2.7%増の2419億円となった。

 スーパーストア事業では、イトーヨーカ堂が43億円の営業赤字(前年同期は144億円の赤字)と不振が続いたが、ヨークベニマルは総菜子会社のライフフーズを含めて10.8%増の133億円の営業利益を上げた。

 そごう・西武は17億円の営業赤字、外食のセブン&アイ・フードシステムズは減益だったが、セブン銀行などの金融事業は3.4%増の389億円の営業利益を稼いだ。

 17年2月期通期の連結業績は従来予想を据え置き、営業収益が前期比4.6%減の5兆7700億円、営業利益が0.2%増の3530億円、純利益は50.3%減の800億円とした。