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資生堂、子会社イプサの通販サイトから5万6000件の個人情報流出

 資生堂は12月2日、化粧品販売子会社イプサ(東京都港区)の通信販売サイトが外部から不正アクセスを受け、会員の個人情報が流出した可能性があると発表した。

 流出した可能性があるのは、クレジットカード情報が最大で5万6121件、氏名・生年月日・住所などの個人情報が42万1313人分。

 資生堂によると11月4日、決済代行会社からクレジットカード情報が流出した可能性があるとの連絡を受け、対策本部を立ち上げるとともに、第三者機関に調査を依頼した。同25日に第三者機関からの報告を受け取り、12月2日から対象となる会員に電子メールや書面の郵送を始めた。

 カードの利用明細に不審な取引があった場合には、クレジットカード会社に問い合わせるよう呼びかけている。カードの再発行手数料はイプサが負担する。

 資生堂グループの他の通販サイトは完全に分離したシステムで運営されており、今回は不正アクセスを受けていない。