セブン&アイとH2Oが資本業務提携で合意、関西の百貨店譲渡

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 セブン&アイ・ホールディングスは10月6日、阪急阪神百貨店やイズミヤを傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングと資本業務提携を結ぶことで基本合意した。

 セブン&アイがH2Oの発行済み株式の3%を取得(10月5日時点で株価で約57億円)、H2Oも同額分のセブン&アイの株式を取得し、相互に株式を持ち合う。

 セブン&アイは傘下のそごう・西武が運営する「そごう神戸店」(神戸市)、「そごう西神店」(同)、「西武高槻店」(大阪府高槻市)の関西3店舗をH2Oに譲渡する。そごう・西武は9月末で「西武旭川店」(北海道旭川市)と「そごう柏店」(千葉県)を閉鎖、「西武八尾店」(大阪市八尾市)と「西武筑波店」(茨城県つくば市)を来年2月末で閉鎖することを決めており、H2Oに引き渡す3店舗を除くと関西は「西武大津店」(滋賀県大津市)のみとなる。今後は首都圏に経営資源を集中して、百貨店事業の収益改善を図る。

 また、セブン&アイはセブン-イレブン・ジャパンが関西で運営する店舗で、H2Oグループのポイントプログラム「Sポイント」を利用できるようにする。

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