【セブン&アイ】19年度に営業利益4500億円へ、中期経営計画発表
セブン&アイ・ホールディングスは10月6日、2020年2月期に連結営業利益4500億円の達成を目指す中期経営計画を発表した。同社は17年2月期に3530億円の営業利益を見込んでおり、3ヵ年で970億円の増益を目指すことになる。
上積みする利益の内訳は、コンビニエンスストアなど成長事業で380億円、総合スーパーや百貨店などの構造改革で380億円、プライベートブランド強化やオムニチャネル戦略推進などグループシナジー効果で130億円、金融関連事業で80億円。
コンビニ事業では国内セブンイレブンの出店基準見直しや採算性の低い店舗の閉鎖などにより収益力を高める一方、北米ではM&A(合併・買収)も活用しながら都市部での出店を拡大していく。
イトーヨーカ堂については2020年までに40店舗の閉鎖を進めると同時に、首都圏で駅から近い店舗などは不動産再開発などによって収益率を高めることも検討する。
ROE(株主資本利益率)については、20年2月期で10%を目指す。