食品スーパー大手のアークス(札幌市)が発表した2016年3~5月期の連結業績は、営業利益が前年同期比15.6%増の34億円だった。売上高は2.5%増の1266億円だったが、売上総利益率が0.3ポイント改善し、2ケタ増益につながった。法人税の負担が軽減したことで、純利益は52.3%増の26億円となった。
既存店売上高は0.1%の微減。客単価は0.4%増えたが、客数が0.6%減少した。
期中に子会社の道北アークス(旭川市)が2店舗を出店、グループの総店舗数は341店舗となった。
同社は6月、サンドラッグ(東京都府中市)と合弁会社サンドラッグエース(札幌市)を設立、グループのドラッグストア事業を移管し、8月から営業を始める予定だ。
2017年2月期の連結業績見通しについては、従来予想を据え置いた。売上高は前期比2.6%増の5150億円、営業利益は2.6%増の148億円を見込む。