神戸物産、業務スーパー好調も為替予約などの評価損で経常減益へ
低価格食品スーパー「業務スーパー」をフランチャイズ展開する神戸物産(兵庫県稲美町)は6月13日、2016年10月期の連結業績予想を修正した。
4月末時点で店舗数が730店となった「業務スーパー」の売上高が堅調なことに加えて、円高進行で輸入コストが低減したことから、本業の儲けを示す営業利益は前期比36.7%増の93億円と従来予想を3億円引き上げた。
一方、円高が進んだことで為替予約など一部のデリバティブ(金融派生)商品について会計上の評価損が発生、経常利益は従来予想より30億円少ない61億円(前期比18.0%減)、純利益は同じく32億円少ない21億円(同49.7%減)と一転して減益となる見通しだ。
売上高についても予想を14億円引き下げて、前期比5.7%増の2416億円とした。