イオンディライト、VRで設備管理員の保安防災教育 事故を疑似体験
商業施設・オフィスの運営管理を手がけるイオンディライトは、設備管理員の保安防災教育にVR(仮想現実)ツールを活用する。。VRゴーグルを装着して、事故の危険性を疑似体験できる教育コンテンツを用意する。
9月からVRツールによる体験学習を組み込んだ教育プログラムを導入する。電気主任技術者を中心に、年間約500人に対して研修を実施する。
第1弾として、電気設備の操作手順を誤った時に起きるアーク(放電)事故や脚立を使用した高所作業での事故、マンホールへの落下・転落事故の危険性を疑似体験できるVRコンテンツを制作した。
VRゴーグルには、作業現場の映像と業務手順のポイントなどが表示される。VRツールは滋賀県長浜市にあるイオンディライトの研究・教育施設に常備する。今後は設備管理だけでなく、警備や清掃などの業務に対象を広げ、教育コンテンツを増やしていく。
イオンディライトには、電気主任技術者のほか、建築物環境衛生管理技術者、エネルギー管理士(熱・電気管理士)など延べ約2万人の資格取得者がいる。