ハンズマン 21年12月発表の中期経営計画を下方修正

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ハンズマンは2021年12月13日に、松原店(大阪府)の新規出店計画を含む5ヵ年(23年6月期~27年6月期)の中期経営計画を発表していたが、最近の経営環境等を踏まえ、数値計画を見直すと発表した。

 ハンズマンは2021年12月13日に、松原店(大阪府)の新規出店計画を含む5ヵ年(23年6月期~27年6月期)の中期経営計画を発表していたが、最近の経営環境等を踏まえ、数値計画を見直すと発表した。

 当初計画では、最終年度の27年6月期に、売上高417億円、経常利益30億円を目標としていたが、今回、売上高400億円、経常利益27億円と下方修正した。

 当初計画を策定した時点では、新型コロナウイルス感染症の影響は、ワクチン接種の普及等により22年6月期中に緩やかにピークアウトへ向かい、景気も持ち直していくものと想定していた。また、大型イベントや特売セールの開催も、22年6月期の後半より徐々にコロナ禍前の水準に戻していけると考え、23年6月期以降の売上計画を策定していた。

 しかし、感染症の収束時期が見通せず、集客を高める積極的な販促イベントは暫く開催が難しいことが予想されること、また、ウクライナ情勢を背景とする資源価格や原材料価格の高騰、円安の進行による急速な物価上昇が個人消費にマイナスの影響を与えていることから、主に既存店の売上計画を見直すことになった。

 なお、松原店のオープン時期(2023 年秋を予定)や利益計画については、当初計画に変更はないとしている。

 ハンズマンの22年6月期の売上高は308億円(前年度比9.4%減)だった。売上総利益率が前期から0.4ポイント伸長の32.0%となり、また、販売費及び一般管理費は人材派遣費用の減少等により4.1%減の78億となったが、売上の反動減の影響が大きく、営業利益は20億円(21.8%減)、経常利益22億円(同21.8%減)、当期純利益は15億円(同24.2%減)だった。

 23年6月期の通期予想は、売上高316億円(同2.4%増)、営業利益14億(同26.4%減)、経常利益17億円(同23.6%減)、当期純利益11億円(同24.0%減)を見込んでいる。

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