パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)のオリジナル電子マネー「majica(マジカ)」のアプリ会員数が7月末で1000万人を突破した。
PPIHグループの「ドン・キホーテ」「アピタ」「ピアゴ」などの店舗で利用できるマジカは、2014年3月にサービスを開始。翌15年7月にマジカアプリをリリースした。20年12月にアプリ会員数が500万人を超えてから、約1年7カ月で1000万人を突破した。
マジカで1001円以上支払うと会計時に1円単位の端数(最大4円まで)が値引きされるほか、年間の利用金額に応じてサービス内容が拡充されるランク特典、会員限定のクーポンなどのサービスがある。
PPIHでは自社決済による金融収益を拡大する方針で、マジカ会員とクレジットカード会員を合わせた会員数を2022年6月期の1300万人から、25年6月期には1600万人に増やす計画。6月からは、グループ以外の店舗でもマジカを利用できるように加盟店事業をスタートさせた。
今後は、会員ごとの購買履歴などに応じてクーポンやセール情報を提供したり、リボ払いや後払いができるようにしたりするなど、マジカアプリの機能を拡充していく計画だ。金融事業の営業利益は25年6月期で60億円を目指す。
マジカアプリ会員の1000万人突破を記念して9月1日から30日まで、マジカの電子マネーやマジカポイント、自社ブランドのクレジットカードで税込5000円以上を支払うと、抽選で5000人に利用金額全額をポイント還元するキャンペーンを実施する。