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甲府市中心街の「岡島百貨店」が移転、店舗面積を4500㎡に縮小 跡地にはタワマン

山梨県甲府市中心街にある「岡島百貨店」
近隣の商業施設「ココリ」に移転し、2023年3月から営業を始める

 甲府市中心街で「岡島百貨店」を運営する岡島は、現店舗の営業を2023年2月に終了し、近隣の商業施設「ココリ」内に移転する。店舗面積を4500㎡に縮小し、同年3月から営業を始める。

 現店舗の面積は3万㎡強で、移転後は7分の1程度に縮小することになる。ココリの地下1階から地上2階の3フロアで、食品、ファッション、住居関連商品などを販売、催事場では物産展の開催や中元・歳暮などのギフト販売を行う。

 現店舗の跡地は、タカラレーベンが取得し、地上28階建てのタワーマンションを核とした複合施設を開発する。28年7月頃に完成予定で、約3200㎡の商業施設を設ける。1階には広場を配置し、約300台の自走式駐車場を整備するなど、中心市街地の活性化を目指す。

 岡島百貨店は山梨県内で唯一の百貨店だが、郊外の大型商業施設などに客足を奪われていた。移転後は、規模を縮小した「専門大店」として、「地方百貨店の新たな事業モデルの実現を目指す」としている。