セブン&アイ・ホールディングスは9月18日、傘下のイトーヨーカ堂について今後数年間で約40店舗を閉鎖すると発表した。不採算店の整理を加速させて、ヨーカ堂の収益力改善を図る。
セブン&アイグループでは主力のコンビニエンスストア事業が日本、北米とも好調な一方で、総合スーパー事業と百貨店事業の収益力アップが大きな課題となっている。ヨーカ堂ではマーチャンダイジング(MD)改革、大幅な組織変更、在庫削減などに取り組んでいるが、こうした構造改革による成果が上がらない店舗については、閉鎖の対象とする。具体的にどの店舗を閉鎖するかについては、明らかにしていない。
総合スーパーに関しては、ファミリーマートとの経営統合協議を進めているユニーグループ・ホールディングスも不採算店舗の閉鎖を検討していることを明らかにしている。