ファミリーマートは9月8日、中堅コンビニエンスストアのココストア(名古屋市)を完全子会社化すると発表した。10月1日付けでココストアの全株式を130億円で取得する。
ココストアは「ココストア」「エブリワン」などの店名で北関東、中部および九州に約650店舗を展開している。ココストアを子会社化した後、同社の店舗を順次、「ファミリーマート」に転換し、店舗網を強化する。
中堅コンビニではポプラ(広島市)が昨年12月にローソンと資本・業務提携、スリーエフ(横浜市)も8月からローソンと資本・業務提携に向けた協議を始めている。セブン-イレブン・ジャパンを筆頭に大手3社が出店攻勢をかけており、中堅コンビニは単独での生き残りが難しい状況となっている。
ファミマはユニーグループ・ホールディングス(GHD)と2016年9月をめどとする経営統合に向け協議を進めている。ココストア子会社化によって、同じ中部地方を地盤とするユニーGHD傘下のサークルKサンクスと重複店舗が増加する可能性がある。