【ファミマ】ファーマライズ、ヒグチ産業と合弁会社化で最終契約

2015/08/20 00:00
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 ファミリーマート、調剤薬局大手のファーマライズホールディングス(東京都中野区)、ドラッグストアのヒグチ産業(大阪府東大阪市)の3社は8月18日、合弁会社に関する最終契約を結んだ。

 3社は4月1日、合弁会社設立に関して基本合意し、その後、協議を続けていた。当初は共同出資で設立する新会社にヒグチ産業のドラッグストア事業の一部を承継する予定だったが、ヒグチ産業の損害保険代理店子会社、徳庵商事(東京都中野区)にドラッグストア事業を承継した上で、同社が実施する第三者割当増資をファーマライズとファミマが引き受けるスキームに変更した。変更の理由は、医薬品販売に関わる許認可の取得がスムーズに行えるため。

 徳庵商事には10月1日付でファーマライズが55.1%、ファミリーマートが14.9%を出資、ヒグチ産業の持株比率は30.0%となる。同時に社名を「薬ヒグチ&ファーマライズ」に変更する。

 同社が承継するヒグチ産業のドラッグストア事業の売上高は2015年3月期で89億円、営業損益は3億5200万円の赤字。

 合弁会社では調剤薬局の専門性とコンビニエンスストアの利便性を兼ね備えた新たな業態の開発を進めるほか、合弁会社を通じて3社間の人材交流やノウハウの共有化などを進める。

 ファミマは2013年5月、ファーマライズと包括提携し、調剤薬局とコンビニの一体型店舗の開発を進めてきた。また、ヒグチ産業はファミリーマートとフランチャイズ契約を締結、12年5月からドラッグストアとコンビニの融合店を運営している。

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