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JR東日本グループ、駅を拠点に衣料品を回収 中央線・南武線で実証実験

JR中央線コミュニティデザインとJR東日本スタートアップが駅を拠点に衣料品の回収、再利用・再資源化する仕組みの実証実験を開始
回収した衣料品は企業ユニフォームとして再利用するほか、有機分解処理した上で他の製品の素材として活用することを目指す

 JR東日本グループのJR中央線コミュニティデザイン(JRCCD、東京都小金井市)とJR東日本スタートアップ(東京都港区)は7月1日から、駅を拠点に衣料品を回収し、再利用・再資源化する仕組みの実証実験を開始する。

 アパレルブランド「ALL YOURS」を運営するオールユアーズ(東京都世田谷区)と協業し、JR中央線武蔵境駅・東小金井駅・西国分寺駅、JR南武線稲城長沼駅の4駅の改札および駅ビルの「セレオ国分寺」で不要になった衣料品を回収する。

 回収した衣料品は、メンテナンスや抗菌加工を行い、企業ユニフォームなどに再利用する。再利用が難しいものについては、強い磁場を通した空気と熱を与えることで有機分解し、陶器やセメント、機能性繊維などの素材として活用することを目指す。

 回収対象はトップスとボトムスで、制服類、シーツなどの寝装品、靴下・ストッキング、タオルなどは対象外。再利用・再資源化の仕組みは「MAWASU STATION」と名付け、9月末まで実証実験を続ける。