ドラッグストア大手のサンドラッグが発表した2015年3月期の連結業績は、売上高が前期比0.4%減の4458億円、営業利益が7.6%減の259億円と減収減益だった。減益は25年ぶり。
消費税増税前の駆け込み需要の反動や夏場の天候不順の影響など、主力のドラッグストア事業の既存店が7.4%の減収と苦戦。同事業の売上高は2.7%減の3280億円、営業利益は11.6%減の205億円と減収減益となった。
一方、ディスカウントストア事業(ダイレックス)は20店舗の新設効果で既存店の減収をカバーし、売上高は6.4%増の1440億円、営業利益は11.6%増の53億円と増収増益だった。
16年3月期はドラッグストアの新規出店を前期の39店舗から62店舗に大幅に増やし、ディスカウントストアも5店増の25店舗の新設を計画する。連結業績は売上高が11.0%増の4948億円、営業利益は15.7%増の300億円を見込んでいる。