関西スーパーマーケット(兵庫県伊丹市)は4月18日、2015年3月期の連結業績予想を引き下げ、営業損益が1億5000万円の赤字(前期は18億円の黒字)に転落したようだと発表した。ライフコーポレーションなど大手食品スーパーが業績を伸ばす中で、ドラッグストアなど他業態との競争にも巻き込まれ、中堅の関西スーパーは苦戦が目立つ。
期初予想では営業利益は6.2%増の19億円を見込んでいた。これを昨年10月30日に5000万円まで引き下げていたが、既存店の売上高が計画を下回り、再度の下方修正となった。
売上高に当たる営業収益は前期比2.6%減の1189億円と従来予想を12億円余り下回ったようだ。
収益性が低下した店舗などの減損損失11億5500万円を特別損失として計上するため、当期損益は9億5000万円の赤字(前期は14億5300万円の黒字)となる見通し。