イトーヨーカ堂は４月24日、さいたま市で新規開業する大型ショッピングセンター（SC）「コクーン２」の核店舗として「イトーヨーカドー大宮店」を出店する。
旧大宮店は３月１日に閉鎖したが、そのすぐ隣に新規開業したSCに移った。コクーン２はJRさいたま新都心駅前にあり、地上３階建てで営業面積約３万5000平方メートル。ヨーカドー大宮店はこの１階部分に「無印良品」やデンマーク発の人気雑貨店「フライングタイガー コペンハーゲン」などと共に出店する。
ヨーカドー大宮店の売り場面積は5114平方メートル（うち自営部分は4225平方メートル）と総合スーパーとしては小型で、全体の約７割を食品売り場が占める。チーズやワインは地域最大級の品揃えで、約200アイテムを取り扱うチーズコーナーには同社として初めてチーズソムリエを配置する。
ココナッツオイルやチアシード、アサイーなど栄養バランスに優れ、栄養価も高い商品を集約して「スーパーフードコーナー」として展開、精肉売り場では熟成して旨味を引き出した「国産牛ドライエイジングビーフ」を扱うなど全体的に上質な品揃えにこだわっている。
コクーン２は片倉工業（東京都中央区）が自社所有地に開発したもので、さいたま新都心駅に直結する「コクーン１」（現コクーン新都心）、ヨドバシカメラを主要テナントとして今年秋にリニューアルオープンを予定している「コクーン３」（旧ヨーカドー大宮店）と共に「コクーンシティ」を形成、全体の営業面積は約７万6000平方メートルで県内最大級の商業集積となる。