【セブン&アイ】大阪の有力食品スーパー万代と提携、出資も視野
セブン&アイ・ホールディングスは3月10日、関西が地盤の食品スーパー、万代(大阪市)と業務提携すると発表した。食品小売分野において物流インフラの共有化、人材交流、商品共同開発などに取り組む。また、セブン&アイの万代への出資についても協議を始めた。
万代は14年末現在で147店舗を運営しており、売上高は2793億円(14年2月期)と関西では有数の規模を持つスーパー。セブン&アイの電子マネー「nanaco」を使った決済や買い物ポイントなどのサービスでの連携も進める。
セブン&アイは2011年に近畿日本鉄道子会社の近商ストアと資本・業務提携し、30%を出資していたが、14年に提携を解消した経緯がある。
セブン&アイでは傘下のイトーヨーカ堂の店舗網が薄い地域で地方有力スーパーとの提携を進めており、北海道では13年にダイイチ(帯広市)と、中国地方では14年に天満屋ストア(岡山市)と資本・業務提携している。