【上場百貨店】 大手4社の2月の既存店は揃ってプラス、免税売上げ伸びる
上場大手百貨店4社が発表した2月の既存店売上高(速報ベース)は、揃って前年同月比プラスとなった。春節(旧正月)前後の長期休暇で中華圏からの訪日外国人客が増加、免税品の売上げが大きく伸びた。
三越伊勢丹ホールディングスは7.0%の大幅増。外国人客の多い三越銀座店が24.6%増と全体をけん引、主力の伊勢丹新宿本店も6.2%増だった。
大丸松坂屋百貨店は2.5%増、外国人向けの免税品売上げが前年の約4.4倍に拡大した。大丸心斎橋店(11.5%増)や大丸札幌店(13.4%増)がとくに好調だった。
高島屋は0.6%の微増。免税品売上げは3倍超となり、外国人客が多い新宿店(7.8%増)が最も高い伸びを示した。
阪急阪神百貨店は1.1%増、阪急うめだ本店(7.9%増)が全体を引っ張った。