ダイエー、臨時株主総会でイオンによる完全子会社化を承認
ダイエーは11月26日に開催した臨時株主総会でイオンの完全子会社となることを承認した。これによりダイエーは12月26日付で東京証券取引所での上場廃止となり、2015年1月1日付でイオンの100%子会社となる。
ダイエーは今後、店舗の9割が立地する首都圏と京阪神に事業展開エリアを絞り、都市型の食品スーパーとして生き残りを図る。北海道と九州で運営している店舗は、イオン北海道やイオン九州などに移管する予定。
ピーク時には連結売上高が3兆円を超えたダイエーも、直近の決算では約8000億円にまで規模が縮小。15年2月期は3期連続で営業赤字を見込むなど業績悪化は深刻で、イオングループとしても早期建て直しが急務となる。