セブン&アイHDの3~8月期、ヨーカ堂は大幅減益、既存店4.1%減

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 セブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカ堂の2014年3~8月期の業績は、営業利益が前年同期比74.8%減の6億円と大幅減益となった。消費増税前の駆け込み需要の反動や夏場の天候不順の影響などで既存店が4.1%の減収と苦戦した。ヨークベニマルは既存店売上高が0.8%増と健闘したものの、粗利益率が0.1ポイント低下、営業利益は5.7%減の61億円だった。15年2月期通期の営業利益はヨーカ堂が15.7%増の130億円、ベニマルが0.7%増の128億円と共に増益を見込む。

 一方、セブン-イレブン・ジャパンはプライベートブランドの「セブンプレミアム」や「セブンゴールド」の品揃えを強化したことなどが奏功して既存店は2.6%の増収を確保、営業利益が4.0%増の1158億円となった。JR西日本やJR四国との業務提携で駅ナカ出店を開始するなど894店舗を出店(純増は694店舗)した結果、チェーン全店売上高は2兆224億円と6.4%伸びた。15年2月期通期ではチェーン全店売上高は初の4兆円達成を見込んでおり、営業利益は2.9%増の2190億円となる見通しだ。

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