【オリックス】 ベトナムの日用品・食品卸大手に出資、日系との提携支援
オリックスと経営コンサルタント会社のドリームインキュベーター(DI、東京都千代田区)は8月15日、ベトナムの日用品・食品卸大手に出資した。
日用品や飲食事業を手がけるメサアジアパシフィックトレーディングサービス(ホーチミン市)が、同社の売上高の大半を占める卸事業を新設子会社に移管、オリックスとDIは共同で運営する投資ファンドを通じて、新設子会社の株式の約22.6%を取得した。
オリックスによれば、メサ社の卸売事業はP&Gやネスレなど欧米の大手メーカーと強固な取引関係を築いており、零細小売店を中心に約12万5000店舗に商品を供給している。2013年12月期の卸売事業の売上高は110億円余りで、ベトナムでは最大級の売上げ規模。
今回の出資を機にDIが経営コンサルタントを派遣、日系の日用品・食品メーカーとの提携を支援していく。