【ファミマ】韓国GFリテールの株売却で純利益は12.8%増に
ファミリーマートは5月16日、2015年2月期の連結業績予想の修正を発表した。純利益は前期比12.8%増の255億円となる見通し。従来予想は11.5%減の200億円だったが、一転、増益となる。
25%を出資する韓国BGFリテール(旧・晋光ファミリーマート)が現地の証券取引所に株式を上場することに伴い、持ち株をすべて売却、154億円の売却益を特別利益として計上するのが要因。同時に店舗システムの入れ替えに伴う損失など約73億円を特別損失として計上する。
BGFリテールは、エリアフランチャイザーとして「ファミリーマート」の店名で店舗展開していたが、2012年に店名を独自ブランド「CU」に転換、ファミリーマートとは距離を置く姿勢を示していた。
BGFリテールは今年2月末現在で韓国に7925店舗を展開、ファミリーマートの海外店舗数のほぼ6割を占めていた。株式売却でファミリーマートは韓国から撤退することになる。