ファミリーマートは4月8日、2015年2月期の連結営業利益が前期比6.2%増の460億円になる見通しだと発表した。前期の1355店舗を上回る1600店舗の新規出店(国内のみ)を計画、チェーン全店売上高は13.9%増の1兆9620億円、加盟店からのロイヤルティ収入と直営店売上高などを合わせた営業総収入は10.2%増の3168億円を見込む。
前期の既存店売上高はタバコ購入客の減少などが響いて0.4%のマイナスだったが、今期は2.0%の増加を見込む。過去最高の150億円となる既存店活性化投資を上期に集中的に実施、島型陳列什器の棚を1段分増やしたり、平型冷蔵ケースを導入したりして、品揃えを増やす。
特別損失が増える影響で純利益は11.5%減の200億円を見込むが、株式公開を計画する韓国の合弁会社の株式を売却する予定で、その売却益が純利益を押し上げる可能性がある。
同日発表した14年2月期の連結業績は、営業総収入が3.4%増の3456億円、営業利益が0.5%増の433億円だった。