ファミリーマートが発表した2013年3~11月期の連結業績は、営業利益が前年同期比で0.4%増の362億円だった。3~8月期の段階では1.7%の減益だったが、店舗数増加に伴う加盟店からの収入増加によって増益を確保した。
同社は今期、過去最高の1500店舗の新規出店を計画しており、3~11月で808店舗を新設、国内の店舗数は639店純増の9411店舗(エリアフランチャイズを含めると1万162店舗)となり、チェーン全店売上高は7.8%増の1兆2918億円となった。
一方、既存店日販は53万円3000円で0.4%の減少、粗利益率は0.2%低下の27.8%にとどまった。下期中にセルフ式のドリップコーヒー機が全店に行き渡るほか、プレミアムチキン、プレミアムサンドなど高付加価値の「プレミアム」シリーズの中食商材を強化しており、14年2月期通期では既存店日販は0.3%増、粗利益率は前期並みに回復する見込みだ。営業利益は4.6%増の451億円となる見通し。