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【セブン&アイ】 バーニーズジャパンの株式取得、そごう・西武と相乗効果期待

 セブン&アイ・ホールディングスは12月4日、衣料品の大型セレクトショップ「バーニーズ・ニューヨーク」を展開するバーニーズジャパン(東京都渋谷区)の株式を取得すると発表した。

 「バーニーズ・ニューヨーク」は東京・新宿や銀座、横浜など国内に5店舗を展開、ファッション感度の高い消費者に向け、比較的高単価の商品を販売している。2013年2月期の売上高は195億円。

 セブン&アイは東京海上キャピタルが運営するファンドが保有する株式をすべて買い取り、約50%を出資。住友商事に次ぐ第2位株主となる。

 バーニーズ・ニューヨークは自主開発商品とメーカーなどから買い付けたブランド品を自主編集して売場を構成するセレクトショップ。セブン&アイ傘下のそごう・西武は自主編集売場の強化・拡大を進めており、バーニーズとの連携による相乗効果を期待する。

 また、セブン&アイグループを挙げて強化の方針を示している「オムニチャネル化」(インターネット通販と店舗販売の融合)の面でも連携を視野に入れる。

 バーニーズジャパンは伊勢丹(現・三越伊勢丹ホールディングス)の100%子会社だったが、2006年に住友商事と東京海上キャピタルが全株式を買い取った。