【全国百貨店】 7月の既存店は2.5%の減収、3ヵ月ぶりのマイナス
日本百貨店協会が発表した7月の売上高は既存店ベースで前年同月比2.5%減と3ヵ月ぶりに前年実績を下回った。多くの百貨店が夏のセールを6月に前倒しで実施したため、7月は売上げが伸び悩んだ。
6~7月の累計では既存店売上高の伸び率は2.0%増となり、同協会では「夏季商戦を通しての商況としては堅調だった」としている。
7月は休日の日数が前年より1日少なかったことも影響し、主力の衣料品が7.3%減と落ち込んだ。一方、高級時計や宝石など「美術・宝飾・貴金属」は14.2%増で高額商材は好調が続いている。
中元商戦は後半に入ってやや失速し、食料品は1.4%減となった。
地区別では増床効果のあった大阪(2.1%増)を除いて、全地区で前年割れだった。