セブン&アイ・ホールディングスが発表した2013年3~5月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前年同期比13.1%増の1兆3649億円、営業利益が9.5%増の736億円と増収増益だった。
営業利益は第1四半期としては過去最高益だった。コンビニエンスストア事業の営業利益が5.5%増の531億円、金融関連事業が29.9%増の112億円と全体を引っ張った。グループのプライベートブランド(PB)「セブンプレミアム」の売上高が年間計画6500億円に対して第1四半期だけで1500億円と好調に推移したことも増益要因となった。
スーパーストア事業の営業利益は8.1%増の74億円だった。イトーヨーカ堂は既存店売上高が4.4%減と低迷したものの、衣料品PBの拡販などで粗利益率が改善、営業利益は16.7%増の27億円となった。ヨークベニマルも7.4%増の31億円に伸ばした。
「デニーズ」を運営するセブン&アイ・フードシステムズの営業損益が前年同期の5900万円の赤字から3億円余りの黒字となったことで、フードサービス事業も2億円余りの黒字化した。
百貨店事業の営業利益は41.5%減の6億円だったが、主力のそごう・西武は既存店売上高が1.0%伸び、営業利益は6.4%増の12億円となった。