ヤマナカ、経費削減効果で営業利益は3倍の9億円、13年3月期
愛知県が地盤の食品スーパー、ヤマナカが発表した2013年3月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前期比2.1%減の1002億円、営業利益はほぼ3倍の9億円だった。既存店売上高が2.3%減と苦戦するなど営業収益は4期連続の減収だったが、経費削減効果で営業増益を確保した。
純利益は7億円(前期は18億円の赤字)で2期ぶりに黒字転換を果たした。
なお、同社では4月12日に生花販売子会社で元従業員の不正行為があったと発表したが、横領による損害額約4580万円のうち元従業員から回収見込みの600万円を除く約3980万円を貸倒引当金繰入額として営業外費用に計上した。
また、この不正行為に対する経営責任を取って、社長は月額報酬の20%を2ヵ月間、その他の取締役は5%を責任の度合いに応じて1~2ヵ月間、減額する。