【コジマ】 ネット通販サイトで大衆薬の販売を開始、第3類のみ
家電量販店のコジマは4月23日、同社のインターネット通販サイト「www.kojima.net」で医薬品の販売をスタートした。
取り扱うのは胃腸薬や目薬など副作用リスクがほとんどない第3類の一般用医薬品(大衆薬)のみ。そのほか、ビタミン剤や健康食品、サプリメントなども新たに取り扱い始めた。
同社は1990年から店舗での医薬品販売を開始、3月末現在で全188店舗のうち34店舗で医薬品販売コーナーを設けている。ネット通販で大衆薬や健康関連商材の販売を強化することで、ドラッグストアなどに対抗する。
今年1月、大衆薬のうち副作用リスクが比較的高い第1類と第2類の販売を一律禁止した厚生労働省の省令が最高裁で違法と判断された。これを受けて、政府の規制改革会議が第1類、第2類を含めた全面解禁を求める見解をまとめるなど、大衆薬のネット販売が今後拡大していきそうな気配だ。