【アークス】 3~11月期の営業利益は30.2%増、ユニバース統合効果など

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 食品スーパー大手のアークス(札幌市)が発表した2012年3~11月期の連結業績は、11年9月に傘下入りしたユニバース(青森県)の統合効果などで売上高が前年同期比32.6%増の3176億円、営業利益が30.2%増の94億円と大幅な増収増益を記録した。

 既存店売上高は1.2%減と苦戦したものの、12年9月に経営統合したジョイス(岩手県)も増収増益に寄与した。

 昨年11月には会員カード「アークスRARAカード」を刷新し、プリペイドや電子マネーでの決済機能を追加。プリペイドでは入金時と支払時の両方でポイントが貯まる点が好評で、カード会員数は11月末で172万人と前年同期に比べて8万人増えた。今後はユニバースとジョイスもアークスRARAカードを導入する予定だ。

 13年2月期通期の業績は従来予想通り、売上高が26.1%増の4390億円、営業利益が25.1%増の140億円を見込む。純利益については、前期に発生したユニバースなどの子会社化に伴う負ののれん発生益の反動があって、36.9%減の84億円となりそうだ。

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