【キリン堂】 中国で1号店開業、現地の卸・小売業の株式も取得
ドラッグストアのキリン堂(大阪市)は12月18日、江蘇省常州市で同社としては中国1号店となる「忠幸麒麟堂 吾悦国際広場店」をオープンした。
常州市最大の商業集積地である南大街の近くに新設された大型商業施設「吾悦国際広場」の地下1階部分へのテナント出店で、店舗面積は369平方メートルと小型。“生活便利ストア”をコンセプトに医薬品を除く化粧品やベビー関連商品、日用品、食品などを中心に販売するバラエティストア業態だ。
また、同社は上海市を本拠に卸・小売事業を展開する璞優(上海)商貿の株式の19.18%を親会社であるビューネット・コーポレーション(香港)から取得することで合意。寺西忠幸会長が取得予定の持ち分25.58%と合わせて、キリン堂グループで44.76%の出資となる。
璞優は化粧品・美容雑貨・食品などを取り扱っており、キリン堂は同社を通じて中国での化粧品販売のノウハウを手に入れる。キリン堂はビューネットへの出資についても検討していく。