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バローが11月に7店舗を集中出店、通期での出店は17店舗に

 中部地方が地盤の食品スーパー、バロー(岐阜県多治見市)は11月に7店舗を集中出店する。1日に開業した「バロー加木屋店」を含めて愛知県内に4店舗を出すほか、石川県野々市市、新潟県上越市、滋賀県大津市など中部地方以外にも店舗網を広げる。

 同社は今期に入って10月までに10店舗を出店しており、通期での出店数は17店舗となる。このほか、ドラッグストア子会社の中部薬品や福井が地盤の食品スーパー子会社ユースなどを含む連結ベースでは、通期で計45店舗(うちドラッグストアが22店舗)の大量出店となる。

 同社が発表した2012年4~9月期の連結業績は売上高に当たる営業収益が前年同期比5.6%増の2134億円、営業利益が14.0%増の82億円と増収増益だった。既存店売上高(単体ベース)は1.4%のマイナスだったが、新規出店効果で増収を確保。販管費の伸びを抑えたことで、2ケタ増益を実現した。

 13年3月期は営業収益が8.9%増の4471億円、営業利益が7.6%増の164億円を見込む。