セブン&アイ・ホールディングスが発表した2012年3~5月期の連結業績は、主力のコンビニエンスストア事業は好調だったものの、昨年の震災特需の反動でスーパーストア事業が落ち込み、営業利益は前年同期比1.4%減の672億円となった。
スーパーストア事業では、イトーヨーカ堂の営業利益が57.3%減の23億円、ヨークベニマルが45.4%減の29億円だった。共に前年に自粛していたチラシ特売が増えたことで、粗利益率が悪化した。既存店売上高はヨーカ堂が3.2%減、ベニマルは4.4%のプラスだった。
コンビニエンスストア事業は、セブンーイレブン・ジャパン(SEJ)の営業利益が3.9%増の454億円、米7-イレブン(SEI)が約3.3倍の56億円だった。SEJは既存店売上高が4.3%増と好調、SEIは飲料やファーストフードの販売増で粗利益率が大幅に改善した。