イオン系食品スーパーのマックスバリュ(MV)西日本(広島市)は中国の山東省青島市に子会社を設立し、現地で食品スーパーの展開に乗り出す。同社としては初めての海外進出となる。
資本金は8000万元(約10億円)でMV西日本が80%、イオングループ中国本社と青島イオンがそれぞれ10%を出資、年内の設立を予定する。社名は「永旺美思佰楽(青島)商業」で、MV西日本の下澤茂樹取締役が新会社の董事長総経理に就任する。
イオン子会社の食品スーパーではMV東海(静岡県長泉町)が広東省広州市に現地法人を設立する計画を明らかにしているほか、MV中部(三重県松阪市)も今秋をめどに江蘇省蘇州市に現地子会社を設立する予定。
イオングループとして中国での食品スーパーの店舗数を2020年度に400店に増やす目標を掲げている。